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コアウッドの特徴
『Koa』はハワイ語で『Warrior』 戦士という意味です 。
ハワイには “E ola kau”〜コアの木の如く生きる〜ということわざが残っています。


 コアウッドは特性として、ユニークな木目、多種多様の色素、そして加工性がある事が知られており、世界中の職人達に高く評価されています。色のバリエーションは薄黄色(黄金)、赤、チョコレートブラウン、濃い赤みがかった紫等があります。カーリーコアとは、環境上のストレスと遺伝子の組み合わせによって稀に出来上がる最高級の部分です。

コアウッドの歴史〜何故コアウッドは高級?
 ハワイに人々が住みはじめた古より、コアの木は人々の生活・文化の一部として重要な役割を占めてきました。美しく硬質で加工すれば様々な用途に用いることのできるコアの木は、槍やこん棒、壺やサーフボードとして使用されていました。  ハワイで古くから続く伝統行事にカヌー乗りがあります。このカヌーにもコアの木は材木として活用されてきました。巨大で強く、水に丈夫でそのうえ美しいコアの木は、一つの木材をくりぬいて作るカヌーの材料として最適だったのです。


 さらに重要なのは、コアの木がハワイ文化において深い神聖な意味をもっているということです。様々な身近な自然に神を見出し、共に生きてきたハワイの原住民たちは、健全な自然生態を守るため、雨の分岐点となる森林高地に生えるコアの木を重要視していました。そのためコアの生える森林高地には訓練された限られた職人のみが立ち入ることを許されていたのです。カヌーになるコアの木は、その限られた職人によって慎重に選ばれたものより大切に作られたのでした。

 コアの美しさに魅せられたのはハワイの原住民だけに限りませんでした。 19世紀の初めより、カヌーの上質で美しいコアの木を目にした西洋の探検家たちが次々と注目しはじめ、またたく間にコアの木が高く評価されるようになりました。コアで家具が作られるようになり、大変好まれ珍重され遠くヨーロッパの王族にまで愛されるようになりました。コアの木で作られた家具を持つことは、位の高いことのシンボルともなっていったのです。

 もとは薪にも使われるように身近で人々の暮らしの中にあったコアの木も、1980年代のコアの木の製品の人気沸騰の際、過剰な伐採がされコアの木は絶滅の危機に瀕しました。コアの木の再生には一本40〜50年必要とされています。そこでコアの木の本来の価値を見直す機会がもたれ、ハワイの原住民にとってのコアの木の重要性などに深い認識がおかれ、ついに見合った価値がつくようになりました。

 1800年代には板材1枚につき8セントだったのに対し、今では8ドル〜35ドルの高値で取引されるようになりました。世界においても最も高値の木材の一つとして知られるようになりました。 もっとも上質で高値のコア木材は健康な木より切り出されますが、ほとんどの場合は枯れた木、もしくは枯れゆく木を利用します。自然を大切にするハワイ原住民の心をそのままに、無駄なく無理なくコアの木は切り出されるようになったのです。


 さらに価値が上がったことにより、現在コアの森林とそこに住まう生き物に対してのエコシステムに大きな注目が集まるようになりました。ハワイ政府により保護地区に指定され、明日のコアの木が育まれ活かされる環境が生まれたのです。  

 そんな貴重で神聖なコアの木を使って商を製作できる職人は、古くはカヌーの時代と同様に限られています。ハワイにほんの一握りです。ひとつひとつがすべて職人の手によって大事に作られるので、コアの木で作られた物はユニークで温かみがあり、世界でたったひとつのものになるのです。